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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2023年1月28日更新
CCUS共同検討　出光ー2030年度事業化目指す　苫小牧でＪＡＰＥＸ、北電と

苫小牧地区の３社の拠点
　出光興産は石油資源開発（ＪＡＰＥＸ）、北海道電力とともに苫小牧エリアでＣＣＵＳ（二酸化炭素回収・活用・貯留）実施に向けた共同検討を開始する。多くの排出源をつなぐハブ＆クラスター型ＣＣＵＳ事業の２０３０年度までの立ち上げを目指す。
　ＣＯ₂（二酸化炭素）排出地点と回収設備、輸送パイプラインの技術検討や、ＣＯ₂貯留の適地調査などを中心に、具体的な調査・検討を進めていく。苫小牧エリアは３社がともに事業拠点を構えるなど、港湾周辺に多様な産業が集積している。３社が参画する日本ＣＣＳ調査が２００８年から実証事業に取り組み、２０１２年には同地で実証試験を本格化するなど、国内ではＣＣＳ（ＣＯ₂回収・貯留）事業実現に向けた取り組みが先行している地区だ。
　北海道は２０２０年３月に〝ゼロカーボン北海道〞を表明しており、ＣＯ₂の地中貯留に加えて有効活用するＣＣＵＳ実用化への期待は大きい。実施に向けた国内法の整備は、経産省の「ＣＣＳ長期ロードマップ検討会」などで議論が進んでおり、事業立ち上げのメドとする２０３０年度に向けた動きが注目される。
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