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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2022年10月27日更新
週間コスト　１円50銭程度低下　円安で上昇圧力も原油続落
　本紙算定による円建て週間原油コスト（ドバイ・オマーン平均）は、18〜24日が前回算定時から㍑１円50銭、19〜25日が１円ほど引き下がった。月〜火曜日の算定期間では３週ぶりに反落。為替相場は一段と円安ドル高が進み円建て価格の上昇圧力となったが、原油価格が前回算定時の水準を下回った。当週の政府による燃料油補助金の支給額は前週から１円以上減少する可能性がある。
　原油相場は世界経済やエネルギー需要に関する見通しの悪化を受けて、算定期間前半にかけて値位置を下げた。
　ＩＭＦ（国際通貨基金）は２０２３年の世界経済の成長率予測を下方修正。ＯＰＥＣ（石油輸出国機構）も２０２２年と２０２３年の世界の石油需要見通しを引き下げた。
　米国ではインフレ抑制のため金融引き締めを進めているが、９月の消費者物価指数（ＣＰＩ）上昇率は前年同月比８・２％、食品とエネルギーを除くコア指数は６・６％と高水準が続いた。
　指標原油は18日、ＷＴＩが期近物の終値で㌭82㌦82㌣、北海ブレントは90㌦３㌣に軟化。ただ19日以降は持ち直しの動きがみられ、24日にはそれぞれ84㌦58㌣、93㌦26㌣に値を戻している。
　18〜24日の期間平均の下げ幅は、ＷＴＩが限月替わりをはさんで２㌦56㌣（２・９％）、北海ブレントが60㌣（０・６％）だった。中東産ドバイ・オマーン平均は18〜24日が３㌦10㌣、19〜25日が２㌦20㌣ほど値を下げている。
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