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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2022年10月3日更新
豪州でバナジウム生産　出光ー探鉱プロジェクトに参画

鉱区所在地イメージ図
　出光興産は豪州で、バナジウム生産事業に乗り出す。現地子会社の出光オーストラリアが１００％出資で設立した出光ミネラルズオーストラリアを通じて、クイーンズランド州に探鉱鉱区をもつクリティカル　ミネラルズ　グループ（以下ＣＭＧ）の新規公開株式32・22％を27日に取得。まずはバナジウム探鉱プロジェクト「リンドフィールド　プロジェクト」に参画する。
　出光は約40年にわたり、豪州で石炭鉱山を操業してきた。バナジウムなどのクリティカルミネラル（重要鉱物）鉱山事業は、石炭鉱山の操業業務と親和性があり、参入を検討していた。
　バナジウムを電解液に用いるバナジウム・レドックスフロー電池（以下ＶＲＦＢ）は、再生可能エネルギー導入をバックアップする大容量蓄電技術として注目される。脱炭素化に向けてエネルギー転換を推進する豪州政府の方針にも適合しており、出光はＣＭＧとともにＶＲＦＢ向けバナジウム生産の事業化可能性を検討していく。
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