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2022年9月26日更新
ガソリン4週ぶり下落161~166円 割高感に耐え切れず
本紙集計全国セフルSS小売市況

 本紙が集計した全国セルフSS小売市況調査(20〜21日)によると、レギュラーガソリンの全国中心価格は上値・下値ともに㍑1円下落し161〜166円となった。4週ぶりの下落。仕入れコストの低下で、全国的に割高感の解消に動くSSが優勢となった。一方で量販志向が強い競合店に引きずられ、必要以上に下落している地域もみられる。
 大手元売の標準的な仕切価格と実売価格に近いとみられる161円をもとに推計したマージンは14円60銭で、前週から60銭増加。9月第1週とくらべて2円回復した。価格帯(下値)をみると最安値は盛岡市の149円で、150円を割り込んだ。最高値は大分市の180円だった。
 連休期間中にやや軟化した地域が多い。また台風14号で被害が発生した九州地方は価格維持に努めるSSが多くみられた。
 各地域の動向をみると、札幌市や青森市などで下落。関東地方は実売価格を下げる動きが目立つ。とりわけ千葉市は154〜158円で、札幌市と並ぶ低市況となっている。
 名古屋市など中京エリアでも軟化するSSが増えつつあり、実勢市況ベースでは160円を下回る価格がみられる。
 関西地方は地域により温度差があり、京都市や神戸市がコスト転嫁に努めている。一方で奈良市や和歌山市は値下げするSSが多い。良好な市況環境を維持していた中国地方では、鳥取市や松江市で1〜2円値下がりした。岡山市は6円規模で下落したものの、上値170円を維持している。



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