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2022年4月15日更新
原油軟調自社算定3円 ENEOS・出光興産補助で2円60銭に 2週値下げ
 WTI先物が4日連続で㌭100㌦を割るなど、当週も原油価格は軟調に推移した。ENEOS、出光興産は14日以降の仕切価格を自社算定ベースで前週比㍑3円引き下げる。激変緩和事業の政府補助も油価下落によって前週の20円70銭から20円30銭に40銭減額された。補助込みの実質仕切りは両社とも2円60銭の下落で、コストベース、実質ベースとも2週連続値下げになる。

ENEOS
 ENEOSは13日、14日から20日分に適用するガソリン、中間留分「基準価格」の改定方針を決め、系列特約店に通知した。特約店筋によると、ガソリン、灯油、軽油、一般A重油、LS(低硫黄)A重油の全油種が前週比で㍑3円の値下げだったという。 
 ウクライナ情勢の悪化やロシアに対する経済制裁が原油相場を下支えしたが、需給面では売りに反応しやすい展開で推移した。
 ENEOSの自社算定分の引き下げは、4月7〜13日適用分(4円50銭)から2週連続。政府の激変緩和措置による仕切り補てんで、前週比では実質2円60銭の値下げになる。

出光
 系列特約販売店によると、出光興産は14日から20日出荷分の石油製品仕切り方針を打ち出した。元売算定ベースではガソリン、灯油、軽油、A重油ともに前週比㍑3円の下落という。
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