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2021年9月22日更新
陸上スポット横ばい推移 ガソリン先高感で堅調
 商社系、広域特約店によると、9月第4週前半の陸上スポット価格はガソリン、中間留分ともにほぼ前週の水準を維持した。19都道府県に緊急事態宣言が発令されており、需要に強さは感じられないが、原油価格の上昇がスポット市場にも影響している。
 原油価格は前週中盤にWTI先物(期近・終値)が㌭72㌦台、北海ブレントが75㌦台に上昇した。中東原油も引き上がり、次回の元売仕切り改定は値上げが確実視されている。仕切り値上げまでの期間は仮需が生じるので、卸業者は価格を下げる必要がなく、スポット市場は横ばいで推移している。
 首都圏・製油所渡しの中心値はガソリンが㍑120円80銭〜121円80銭。予想通り9月も市場は崩れず、4油種中では最も堅調な動向を示している。
 灯油は67円50銭〜70円50銭。「少し玉が動き始めた」(商社系特約店)とはいうが、需要期を意識した荷動きにはまだ遠く、下値の上昇には至っていない。軽油(未課税)は68円70銭〜70円50銭。主に神奈川側で、中心値を下回る安値情報が聞かれる。A重油は67円〜68円50銭が主流になっている。


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