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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2021年9月1日更新
油送船103％白油は前年割れ　貨物、鉄鋼・自動車２ケタ増
内航船輸送１〜６月

　日本内航海運組合総連合会が調査した貨物船・油送船の主要元請オペレーター合計60社（内航輸送量全体の80％以上を占める）の２０２１年上半期（１〜６月）輸送量は、貨物船が１億３４７万㌧で前年同期比１０８％、油送船は５４３１万３０００♂・㌧、１０３％だった。貨物船、油送船とも前年同期を上回った格好だ。
　新型コロナウイルスの感染拡大により２０２０年４〜５月に１度目の緊急事態宣言が発令された。全国的な移動の制限により経済活動が急速に落ち込んだ反動が表れて前年を上回ったとみられる。
　一方、足元でも新型コロナの陽性者数の急拡大が続いている。政府は緊急事態宣言の対象地域を８道県追加し21都道府県に拡大した。感染予防を目的に各地域の人の移動が抑えられ、地域の経済活動が鈍化し、再び各種荷動きが落ち込むことが予想される。
　貨物船を品目別にみると、鉄鋼は２０６６万８０００㌧で１１８％。紙・パルプは93万１０００㌧となり、１０８％と前年を超えた。自動車は１１４％、２２９３万５０００㌧だった。
　油送船を品目別にみると、黒油は１３８５万♂・㌧、１０８％と前年を上回った一方、白油は２９５１万７０００♂・㌧で98％とやや下回った。新型コロナの影響で航空機の減便やクルマを利用する人が減少したためとみられる。
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