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燃料最新NEWS！(前日の紙面より抜粋)
2021年7月30日更新
不需要期でもコスト変動反映　７月３〜５円値上げ　生協配達灯油
　不需要期だが、７月の生協灯油配達価格は上昇が目立った。６月から７月中旬にかけての元売仕切価格の引き上げを反映したとみられる。北海道ではコープさっぽろが４月以来３カ月ぶりに価格改定し、㍑96円（札幌向け・定期配達）に３円引き上げた。東北や中部・北陸地区でも前月比３〜５円程度上昇し、一部は１００円台に乗った。
　コープさっぽろの７月価格は、原油価格暴落の影響が残っていた前年同期比では30円高で、２０１９年１〜２月以来の高値となった。近年の灯油市場は足元の原油コストに連動する傾向が強く、必ずしも不需要期に下がり、需要期に上がるとは限らない。今夏の生協価格も同様で、それぞれの生協がコスト変動に合わせて価格改定を行っている。
　東北地区ではコープあおもりが93円、山形共立社が１０２円に６月価格から３円引き上げた。暫定価格制を採用している宮城県生協連、コープふくしまはいずれも５円上げて99円に設定した。
　中部・北陸地区ではコープながのが１０６円（松本地区向け）、福井県民生協１０２円、コープいしかわ95円でいずれも前月比４円高。新潟クルコ、富山県生協は６月下旬に値上げしそれぞれ１０１円、99円とした（価格はいずれも定期配達・１００㍑給油時）。
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