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2020年11月18日更新
OPEC2021年需要予測 4ヵ月下方修正9626万㌭/日に 感染再拡大回復鈍く
 OPEC(石油輸出国機構)は、2021年の世界石油需要予測を前月予測から58万㌭/日下方修正し、9626万㌭/日とした。
 下方修正は4カ月連続となる。17日にはOPECプラス共同閣僚監視委員会、30日と12月1日にはOPEC総会、OPECプラス会合が予定されており、今後の協調減産量に対する判断が注目される。
 下方修正の主因は、やはり新型コロナウイルス感染症の影響だ。欧米を中心に感染が再び拡大しており、OPECは産業向け需要や輸送用需要の回復が、2021年半ばあたりまで妨げられるとみている。
 残り2カ月足らずとなった2020年の世界需要も9001万㌭/日に、28万㌭/日下方修正した。下方修正は2カ月ぶりで、前年比では947万㌭/日の減少となる。
 OECD(経済協力開発機構)加盟国の需要を50万㌭/日下方修正し、4244万㌭/日とした。新型コロナ禍で、第3四半期の輸送部門の需要が予想を下回り、第4四半期にも回復の鈍さを引きずるという。
 一方で非OECDの需要は、20万㌭/日上方修正した。第3四半期における中国の産業向けと石油化学向け需要の勢いを織り込んだ。


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