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2024年12月13日更新
マレーシアサラワク州沖4鉱区目取得 INPEXーオペレーター担い探鉱
 INPEXは、複数の天然ガス田が発見されているマレーシアのサラワク州沖合で4鉱区目となる探鉱鉱区の権益を取得する。権益比率は42・5%で、今後はオペレーターとして探鉱活動を進める。
 取得する探鉱鉱区は面積約1万2035平方♀、水深約180〜1390㍍の海域に位置する「2A鉱区」。東南アジアを中心に石油・天然ガス開発事業を手がける英「シースケープ・エナジー・アジア」の子会社「ロングボート・エナジー(2A)」が、現地政府との間で生産物を分け合う「生産分与契約」で、同鉱区の権益42・5%を保有しており、同社の株式をすべて取得する。
 11月下旬にシースケープとの間で合意。現地当局の承認などを経て譲渡を完了する。
 同鉱区の権益はシースケープの別の子会社とマレーシア国営石油企業ペトロナス子会社、サラワク州が所有する石油・天然ガス開発企業も保有。今回の権益取得を通じて、シースケープと新たに協力関係を構築するとともに、その他のパートナーとも関係強化を図る。また同国ではさらなる有望な探鉱機会の獲得をうかがう。
 サラワク沖では2023〜2024年に「4E」「SK418」「SK510」の三つの探鉱鉱区を取得し、現在探鉱作業を進めている。また生産中の「SK10」を含めると、同エリアの鉱区は5鉱区目となる。


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