2025年12月26日更新
レギュラー7週連続下落 1円70銭安158円に 情報セン週次市況
石油情報センターの石油製品小売市況調査によると、22日時点のレギュラーガソリン全国平均店頭値は前週比㍑1円70銭安の158円だった。7週連続の値下がりで、2021年8月30日の157円80銭以来、4年4カ月ぶりの安値になった。
全国47都道府県すべてで値下がりした。最大の下げ幅は沖縄県の3円50銭、続いて佐賀県の3円40銭、秋田県の3円20銭など4県で3円以上の値下がりを記録した。最安値は愛知県の151円20銭、最高値は鹿児島県の170円60銭だ。
価格帯は150〜155円未満が9県、最多価格帯155〜160円未満は28道府県、160〜165円未満は8都県、165〜170円未満1県、170円台1県だった。
軽油は50銭安の145円50銭、7週連続下落した。
都道府県別では38道府県で下落、8都県で値上がりし、横ばいは1県。下げ幅は石川県の1円50銭が最も大きかった。最大の上げ幅は鹿児島県の1円10銭で1円を超えた。最安値は埼玉県の137円60銭、最高値は鹿児島県の160円80銭となった。
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2025年12月25日更新
E10車両箱根駅伝へ提供 トヨタCO₂排出を低減
トヨタ自動車は、来年1月2〜3日開催の「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に提供する車両をすべて電動車に切り替え、燃料はバイオ燃料を10%混合の低炭素ガソリン(E10)を使用し車両からの排出ガスやCO₂(二酸化炭素)の排出低減を目指す。
トヨタが提供するのはHV(ハイブリッド車)EV(電気自動車)FCV(燃料電池車)の合計40台。そのうち各チームの大学運営管理車22台(ノア、ヴォクシー)はHVとE10を組み合わせる。福島で栽培した非可食植物「ソルガム」を原料に次世代グリーンCO₂燃料技術研究組合で製造したエタノールをENEOSがE10に調製して提供する。
そのほか「共同カメラ車」のトラック、「大会本部車」のセンチュリーをFCVのオリジナル車両で提供。また「緊急対応車」はEVのe-Paletteを、関係者を運ぶ車両はFCV仕様のマイクロバスのコースターを活用する。
2025年12月24日更新
陸上スポット ガソリン114円50銭~116円70銭 市場、弱基調払拭できず
ビジネス上では実質的な今年最終週となる12月第4週前半時点の陸上スポット価格(首都圏・製油所渡し)は、ガソリンが㍑114円50銭〜116円70銭で、前週前半比1円50銭〜2円下落した。
18日の元売仕切り改定は1円50銭の下げだったが、25日の改定を2円程度の値下げと予想する市場関係者が多く、陸上スポット市場は基調の弱さを払拭できていない。年末年始の大手元売仕切りは〝2週間適用〞ではなく、年始の1月1〜7日分を分けて通知するという。通例だと月初改定分にはサウジ調整金が反映され、今回は1円20銭程度の引き下げ要因になる。
灯油の中心値は、前週前半比1円50銭〜2円30銭安の84円50銭〜85円50銭になった。シーズン当初からの需給ひっ迫懸念が若干和らぎ、下値の下げ幅が大きかった。
軽油(未課税)は67円〜73円40銭。すでに底値を探る状況で「下げシロが限られている」(商社系特約店卸担当者)といい、元売仕切り通りに1円50銭の下落となった。A重油は78円80銭〜83円50銭で、1円50銭〜1円70銭安となった。