2026年08月20日更新
IEA8月月報 430万㌭/日減1億200万㌭/日 2026年石油供給予測下方修正
中東情勢の再悪化を受けて注目された国際エネルギー機関(IEA)の8月月報による2026年世界石油供給予測は、前年比430万㌭/日減の1億200万㌭/日に、前月予想から60万㌭/日下方修正された。IEAは「7月と8月初旬の敵対行為と海上の混乱が回復努力を阻害」と指摘し、第3四半期(7〜9月)の供給量が170万㌭/日減少すると予測している。
あくまで予測だが、前月は米国とイランの覚書合意などを背景に20万㌭/日上方修正されていただけに、見通し悪化は残念だ。IEAは、燃料油価格の上昇が各国の消費を圧迫するとして、需要予測も1億280万㌭/日に50万㌭/日下方修正した。
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2026年08月19日更新
公取委、組織体制強化 「1官房3局体制」に 2027年独禁法改正案
公正取引委員会は、競争政策の積極展開により求められる役割が増え業務範囲が格段に広がることを踏まえ、体制を強化する方針だ。取引適正化による公正な取引環境の確保、対話を通じた市場環境の整備、厳正な法執行を目指す。
地方組織を含めた体制面の抜本的な強化を実現するため、2027年の通常国会に独占禁止法改正案を提出する。具体的には1官房2局体制を1官房3局体制に移行し、地方機関の地方事務所を地方事務局に、支所を支局に変更する体制強化を検討している。
政府が7月に閣議決定した「日本成長戦略」では、価格転嫁・取引適正化のさらなる徹底を明記した。そのなかで2026年1月施行の中小受託取引適正化法、受託中小企業振興法を着実に執行するため公取委、中小企業庁、事業所管省庁との連携や取引Gメンの拡充などによる執行体制強化と現場への浸透に向けた一層の周知徹底を行うと指摘。さらに地方組織を含めた公取委の体制面の抜本的な強化を図るとした。
2026年08月18日更新
大手元売4~6月決算 中東危機原油変動3社大幅増益生む タイムラグ長期化押し上げ
ENEOSホールディングス、出光興産、コスモエネルギーホールディングスの2026年度第1四半期決算は、最終益がENEOS前年同期比4295億円増、出光1902億円増、コスモ860億円増と、中東危機下の原油価格の変動を受けて大幅増益になった。出光とコスモは、当期だけで2026年度通期利益予想に到達してしまう異例さだった。
原油価格(ドバイ)の期中平均は㌭96㌦で前年同期の67㌦から29㌦も上昇。為替レートも1㌦159円と14円の円安ドル高だった。油価上昇にともなって在庫影響益がENEOS2800円増の1952億円、出光2171億円増の1666億円、コスモ278億円増の109億円発生し、利益を押し上げた。
今回の決算で特徴的なのは、タイムラグ要因の大きさだ。元売は足元1週間の原油コストを基準に仕切価格を決めるため、産油国で原油を買い付けてからタンカーで運搬して国内製油所で精製し、石油製品を販売するまでの間に生じる国際原油市況の変動次第で、安く仕入れたモノを高値で売ることになったり、その逆になったりする。
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