2025年05月10日更新
デジタル関連本格始動 スマホ 向けアプリ9月導入 QRコード決済対応も
太陽石油は2025年度の販売施策をまとめた。スマートフォン向けアプリ「MySOLATO」やSS店頭でのQRコード決済対応などデジタル関連の取り組みを本格的に始動する。従来から力を入れてきたオイルの販売促進や、自動車整備や人材育成に関する各種研修、ポイントプログラムの活用なども引き続き推進。エリアごとに独自の施策も企画する。
MySOLATOアプリは9月に導入を予定。油種・数量・支払い方法といった給油内容を事前に設定してQRコードとして登録する機能や、支払い時に各種QRコード決済アプリと接続する機能などを備え、顧客の給油操作の簡略化・時間短縮を実現する。またSS事業者側ではクーポンやメッセージの配信、購買データの分析機能などを通じて、より効果的な顧客アプローチが期待できる。
「SOLATO-POS」でのQRコード決済対応は、新年度に先駆けて3月に開始。楽天ペイ、PayPay、d払い、au PAY、メルペイの五つのサービスが利用できるようになった。
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2025年05月09日更新
エネ庁ー地下タンク・配管入れ替え補助 第2回申請募集中 石油協会6月6日まで
資源エネルギー庁が2024年度当初予算で確保、全国石油協会を窓口に実施している地下埋設物の入れ替え工事補助の第2回募集が始まった。老朽SSの地下タンク・地下配管を二重殻タンク・樹脂製配管に入れ替える際、設備の本体購入費や工事費を補助するもので、6月6日まで受け付けている。
「災害時に備えた地域におけるエネルギー供給拠点の整備補助事業」のメニューのひとつで、年度をまたいで実施する国庫債務負担行為分として行う。
予算額は約7800万円。補助対象項目は工事現場の仮囲いや警備費などの共通仮設費、解体工事、給油設備・部品(地下タンク・地下配管の本体を含む)、給油設備工事、設計・申請手続費(消防納付金に限る)の5項目。補助対象経費は土壌浄化費用を含め2000万円が上限になっている。
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2025年05月08日更新
週間コスト4円程度低下 3年4ヵ月ぶり50円台必至 2日午前まで
本紙算定による4月末から5月初めにかけての円建て週間原油コスト(ドバイ・オマーン平均)は、原油価格の急落を反映して大幅に引き下がる見通しだ。連休前2日午前までの算定で、4月29日〜5月2日が前回算定時から㍑3円90銭、4月30日〜5月2日が4円80銭ほど下落。6日までの期間も2日午前時点の油価が続くと仮定すると、下げ幅は4月29日〜5月5日が4円40銭、4月30日〜5月6日が5円10銭程度にのぼる。
下落すれば3週ぶり。2021年12月〜2022年1月以来、およそ3年4カ月ぶりに50円台の安値圏に引き下がることがほぼ確実な情勢だ。
また政府の燃料油補助金の支給単価は1〜14日の2週間が1円10銭のため、元売仕切価格が改定される8日以降も据え置きとなる。
原油相場は米国の関税強化や貿易摩擦で世界経済が悪化するとの警戒感が続くなか、サウジアラビアによる増産の可能性が報じられ売りが進んだ。
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