2026年04月25日更新
ガソリン全国中心2円髙 下値160円、上値166円、2週上昇 本紙調べセルフSS小売市況
本紙が集計した20〜21日の「全国セルフSS小売市況調査」によると、レギュラーガソリンの全国中心価格は、下値・上値とも前週比㍑2円高の160〜166円だった。下値・上値とも2週続伸し、下値は4週ぶりに160円台に乗せた。大手元売の燃料油補助金を反映した実質仕切価格は16日から2円80銭と3円80銭の本格的な値上げとなり、全国的に価格転嫁の動きが拡大した。
粗利率10%割る 仕入れコスト増大きく
大手元売の標準的な実質仕切りと下値160円をもとに本紙が推計したマージンは2円減少の13円80銭。粗利益率は1・5ポイント低下の9・5%で、政府の「イラン情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」開始直前の3月16〜17日以来、5週ぶりに10%を下回った。仕入れコスト上昇が大きく、いずれも3週続けて引き下がった。
2025年平均との比較では、マージンが60銭、粗利益率が0・8ポイント上回った。前年平均超えは5週連続に伸びたが、いずれも5週で最低の水準に落ち込んだ。
23日以降の実質仕切価格はENEOSと出光興産が60銭の値上げ、コスモ石油マーケティングが40銭の値下げと改定幅が分かれたが、3週ぶりに1円未満の変動に収まった。足元の価格転嫁の動きが続くかが、当面の注目点のひとつといえそうだ。
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2026年04月24日更新
千葉・九十九里沖CCS試掘 2030年初頭CO₂貯留目指す 7月から
INPEXと関東天然瓦斯開発が出資する首都圏CCS(千葉市中央区)は、7月から千葉県九十九里沖でCCS(二酸化炭素回収・貯留)事業に向けた試掘を開始する。CO₂(二酸化炭素)貯留に適した地層の存在を確認することが目的で、2030年初頭までのCO₂貯留開始を目指す。
15日に経済産業相から「CCS事業法」で2件目となる試掘許可を受けた。
3社は日本製鉄とともに「首都圏CCS事業」に参画。日本製鉄の東日本製鉄所君津地区や京葉臨海工業地帯の複数の産業が排出するCO₂を回収、パイプラインで輸送し、九十九里沖の海域に貯留する計画だ。首都圏CCSによると、年間貯留量は初年度に120万㌧、将来的には約500万㌧を見込む。
試掘は2坑実施し、1坑目「九十九里沖-A」(仮称)はリグアップ(掘削開始準備)とリグダウン(撤収作業)を含めて7月から10月までの4カ月間、2坑目「九十九里沖-B」は2027年1月までの3カ月間を予定する。
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2026年04月23日更新
2月燃油販売97・5% 灯油、 気温高く90・5%4年連続200万㎘割
石連都道府県別販売実績
石油連盟がまとめた2月の「都道府県別石油製品販売総括」によると、燃料油販売量は前年同月比2・5%減の1139万4877㌔㍑だった。このうちガソリンは3・2%減の318万1863㌔㍑、灯油は9・5%減の164万4054㌔㍑、軽油は2・9%減の240万5478㌔㍑。最需要期の灯油は気温の高さが需要を押し下げた。
前年割れは燃料油、ガソリン、灯油が2カ月ぶり、軽油が5カ月連続。灯油は2月実績として、2023年から4年続けて200万㌔㍑の大台を割り込んだ。また2025年度は2023年度以来、2年ぶりに1度も200万㌔㍑を超える月がない年となりそうだ。
地域別では燃料油とガソリンが41道府県、灯油が39府県、軽油が38道県で前年から減少した。
三大都市圏でSSを運営する広域特約店関係者は、ガソリン販売量が前年からやや減少、灯油は暖かかったことから25%程度の大幅な落ち込みだったとする。
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