2026年01月30日更新
揺れ動く元売仕切り 毎週、上昇・下落入れ替わり 29日以降50銭き引下げ
仕切価格は上げ下げの方向感が一定しない。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングの29日以降の石油製品仕切価格は、3社ともに前週比㍑50銭の下げとなった。原油価格の上昇を為替の円高ドル安が打ち消すなかで、1月積みサウジ調整金の下落が仕切り値下げにつながった。政府補助は当週も軽油に17円10銭、灯油・A重油に5円が支給されるが、仕切り変動には影響しない。年始初回の改定(8日)以来、仕切価格は50銭上げ、50銭下げ、3円上げ、50銭下げと毎週上げ下げが入れ替わっている。販売業者にとっては適切な判断でマージンを減らさないことが大前提になる。
ENEOSは28日、29日〜2月4日分に適用するガソリン、中間留分の「基準価格」を系列特約店に通知した。特約店筋によるとガソリン・軽油、灯油・一般A重油・LS(低硫黄)A重油の全油種が前週改定比で㍑50銭の値下げだった。1月積みサウジ原油の調整金下落を反映したとみられる。
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2026年01月29日更新
ガソリン4.4%、軽油8.6%減 政府補助拡充にらみ買い控え 灯油3.4%減北海道、長野、岡山などは伸ばす
石油連盟の「都道府県別石油製品販売総括」によると、2025年11月のガソリン販売量は342万4026㌔㍑で前年同月比4・4%減少した。軽油は248万7870㌔㍑で8・6%減少。いずれも前年を2カ月続けて下回った。ガソリン・軽油の暫定税率廃止に向けた政府の燃料油補助金拡充をにらんだ買い控えが発生し、需要を抑制した。
石連11月都道府県別販売実績
灯油は109万9749㌔㍑で3・4%減、ガソリンから重油までを合わせた燃料油は1148万9188㌔㍑で4・0%減だった。灯油は2カ月ぶり、燃料油は2カ月連続で割り込んだ。
地域別にみるとガソリンが42道府県、軽油が44道府県、灯油が35府県、燃料油が43道府県で前年実績から減少している。
大手燃料商社関係者によると、ガソリン販売量は直営SSを運営する事業会社のセルアウトベースで前年比97%程度だった。同社関係者は「中下旬の燃料油補助金拡大で買い控えがあった」と話す。
燃料油補助金は暫定税率を継ぎ目なく廃止するため、ガソリンが中旬と下旬に㍑5円ずつの計10円、軽油が中旬に5円、下旬に2円10銭の計7円10銭引き上がった。
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2026年01月28日更新
ガソリン弱基調112円70銭〜116円70銭 下値上げ幅1円未満 1月最終週陸上スポット
1月最終週の陸上スポット市場は、ガソリンの基調の弱さが目立つ。下値の上げ幅は、22日の元売仕切り改定の㍑3円上げにはまったく届かなかった。
首都圏・製油所渡しの中心値は㍑112円70銭〜116円70銭で、前週前半比70銭〜3円の上昇となった。
下値圏の上げ幅は1円未満にとどまり、月末を前にして卸業者の販売意欲が強まっている様子がうかがえる。
中間留分もガソリンほどではないが、下値の上げ幅は3円には届かなかった。それでも需要期真っただ中の灯油は84円〜85円50銭が中心で、2円50銭〜3円の上昇と4油種中では最も堅調だった。
軽油(未課税)は67円〜73円40銭、A重油は78円〜83円50銭が主流で、両油種とも2〜3円の上昇となった。政府補助金を除いて下値同士を比較すると、軽油は灯油よりほぼ5円、A重油は6円安となっている。
市場筋の見方では、次回(29日)の仕切り改定は50銭程度の下げを予想する声が強い。算定期間後半で為替レートが円高方向に振れ、コストを引き下げている。