2026年07月25日更新
TTSレート164円台 円建て原油押し上げ 39年7ヵ月ぶりの円安水準
1986年12月以来、39年7カ月ぶりの円安ドル高が、ホルムズ海峡情勢悪化とともに円建て原油価格を押し上げている。23日の大手銀行のTTSレートは1㌦164円12銭と、2日連続で164円台となった。
米国とイスラエルがイランへの攻撃を始める前の2月平均は156円13銭だった。22日のWTI価格(期近・終値)㌭86㌦83㌣で換算すると、2月平均と足元の為替水準による円建て価格の差は㍑4円30銭以上になる。
円安ドル高が進行する大きな要因はイラン情勢の深刻化で、現状は油価上昇とともに、日本の原油調達にとっては悪循環だ。政府の激変緩和補助は、かつて原油価格が下落しても出口に向かえなかった際に「円安対策で支給されているようなもの」といわれたが、現状は原油も為替も円建て価格の押し上げ要因で、補助制度への負担が強まっている。
広域特約店幹部は「為替が160円付近の時は、いちいち計算をしなくても原油の円建て価格を把握しやすかったが、さすがに今は電卓を叩いている」と、急激な円安の進行を懸念する。
2026年07月24日更新
6月分原油CIF 円建て3608円高11万7684円
財務省が22日に発表した6月分の貿易統計ると、旬間速報によ円建て原油CIF価格(運賃、保険料込み到着値)は前月比㌔㍑3608円(3・2%)上昇し、過去最高値11万7684円となった。
ドル建ては㌭2㌦52㌣(2・2%)高の117㌦18㌣。円建て、ドル建てともに4カ月連続上昇。円ドル換算レートは1㌦159円67銭で1円52銭の円安ドル高となり、円建ての上昇を助長した。
旬間ベースでは上旬が㌔㍑11万4968円、中旬が11万4208円、下旬が12万3894円だった。
原油輸入量は前年同月比13・7%減の881・6万㌔㍑。472・7万㌔㍑だった前月からは86・5%回復した。中東は40・6%減の569・2万㌔㍑と引き続き前年を大きく下回ったが、前月の396・7万㌔㍑からは43・5%増加した。代替調達の主力となる米国は459・5%増の272・2万㌔㍑、前月比でも372・6%の大幅増となった。6月はロシアからの輸入も162・5%増の18・4万㌔㍑あり、三つのエリアで859・8万㌔㍑と、全体の97・5%を占めた。
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2026年07月23日更新
軽油代替燃料 「RD」 国交省NETIS登録 公共工事入札の加点対象
伊藤忠エネクスが取り扱いと販売を行っている軽油代替燃料のリニューアブルディーゼル(RD)が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録された。
新技術のデータベースで公共工事入札の際、総合評価方式や工事成績評定の加点対象として認められるなどの効果が期待できる。
今回登録されたのはRD100%、軽油に40%混和したRD40%(FINEDIESEL)の2種類で、フィンランドのNeste社から輸入している次世代バイオ燃料だ。
食料と競合しない廃食油、廃動植物油脂などの廃棄物や残渣物を原料に水素化精製した環境配慮型の軽油代替燃料で、建設機械や運搬車両などに使用することができる。
地球温暖化対策推進法と省エネ法上、軽油と比較してCO₂(二酸化炭素)排出量を100%削減したものとして扱われる。