2026年05月15日更新
2週分コスト反映実質60銭値上げ 大型連休明け元売3社仕切り改定 政府補助42円60銭支給
大型連休後では初回となる、14日以降分の大手元売の仕切り改定はENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングともに前週比㍑3円50銭の上げとなった。大型連休中の4月28日から5月11日までの2週分のコスト変動を算定指標に用いた。政府の激変緩和補助は、レギュラーガソリン全国平均が基準値の170円を下回ったことを受けて2円90銭増にとどまり、42円60銭が支給される。補助を織り込んだ実質仕切りは60銭の上昇。元売算定仕切りは2改定連続続、実質仕切りは2改定ぶりの上昇となる。
ENEOSは13日、14〜20日分に適用するガソリン、中間留分の「基準価格」を系列特約店に通知した。特約店筋によると、改定幅はガソリン・軽油、灯油・一般A重油・LS(低硫黄)A重油の全油種が前週比㍑3円50銭の値上げだった。
為替相場は円高ドル安に振れたが、原油相場が算定期間前半に高値で推移し、2週連続で上昇した。米国とイランの対立打開には出口が見えず、攻撃の応酬も発生した。
ENEOSの自主算定による仕切価格の値上げは、連休を挟んだ4月30日〜5月13日分(8円)から2週連続。ガソリンは暫定税率(25円10銭)を昨年12月31日に廃止したが補助を再開。「170円」を基準に補助金を支給する。軽油は暫定税率相当の17円10銭に加えてガソリンと同額を追加的に支給していたが、4月1日の暫定税率廃止により今週の補助金支給額は全油種が42円60銭となる。
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2026年05月14日更新
「エネ商社ナンバーワン目指す」 石油・LPG・カーライフ磨きかけ エネクス田畑社長
元売と歩調、販売店と対話
伊藤忠エネクスの田畑信幸社長は11日の記者会見で、中期経営計画「ENEX2030」の実現へ石油やLPガス、カーライフなど既存のコア事業にさらに磨きをかけるとし「高いノウハウと人材が育っている。蓄えられているリソースを活用しエネルギー商社の圧倒的ナンバーワンを目指す」と強調した。
「ENEX2030」で掲げた税引後利益200億円に向け、トレードと事業投資の両輪で収益拡大を図る。今年度の売上収益は8500億円、販管費は700億円を予算化しており、粗利率と経費の改善に努める。 「粗利で0・5%改善し経費で5%改善すれば、それだけで営業利益を80億円くらい改善できる」と説明し、根性やねばり腰、工夫で収益改善するとした。
カーライフ事業ではWECARSの徹底再建、モビリティ事業領域の拡大、石油流通事業者とのアライアンス強化、系列店伊藤忠グループシナジー強化に取り組む。
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2026年05月13日更新
軽油インタンク18円10銭高139円50銭 2ヵ月で21円10銭上昇 A重油は23円台値上がり
資源エネルギー庁がまとめた3月分の軽油インタンク納入価格調査の結果によると、全国平均価格は㍑139円50銭で前月比18円10銭値上がりした。
中東情勢の悪化による原油高騰で元売仕切りが大幅上昇。産業用軽油(インタンク)への供給制限、価格急騰なども重なった。値上がりは2カ月連続。累計上昇幅は21円10銭におよぶ。A重油も20円台で上がっている。
全国平均価格の130円台は2025年5月(131円50銭)以来、10カ月ぶり。2013年以降の最高だった2025年3月(137円60銭)を1円90銭上回る。東北、中部、近畿、九州・沖縄では140円台に乗った。中部、近畿、四国は一気に20円超値上がりしている。
同時にまとめたA重油納入価格調査の結果によると、可積載量8㌔㍑以上の大型タンクローリーでの納入価格は全国平均で、122円60銭と23円50銭大幅に値上がりした。
上昇は2カ月連続。2カ月累計の上昇幅は26円30銭におよぶ。全国平均価格の110円以上は2008年8月(115円40銭)以来、17年7カ月ぶりとなる。
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