2025年12月19日更新
全油種1円50銭げ 自社算定=実質改定 補助増額完了で 元売3社仕切り
ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが系列販売業者に向けて打ち出した18日から24日出荷分の石油製品仕切価格は、3社とも前週比㍑1円50銭の下げとなった。ロシアとウクライナの和平交渉進展期待などを背景に、原油価格が下げ進んだ。旧暫定税率廃止に向けた政府の補助増額措置は前週で完了している。補助支給額はガソリン25円10銭、軽油17円10銭、灯油・A重油5円で変わらず、当週以降は元売が打ち出す仕切り改定がそのまま実質仕切りになる。元売仕切りが下がるのは2週ぶり。実質仕切りの下落はガソリンが4週連続、灯油・軽油・A重油は2週ぶりになる。
ENEOSは17日、18〜24日分に適用するガソリン、中間留分の「基準価格」を系列特約店に通知した。特約店筋によると、ガソリン・軽油、灯油・一般A重油・LS(低硫黄)A重油の全油種が前週比で㍑1円50銭の値下げだった。
原油コストは8週ぶりに1円超低下した。為替相場は円安ドル高に振れたが、原油相場が反落した格好だ。原油相場は算定期間後半にかけて軟化。ロシアとウクライナの和平が進展するとの期待や、供給過剰に対する懸念などが押し下げた。
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2025年12月18日更新
ENEOS「E20」が評価 2025~2026日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞受賞
ENEOSは、自動車メーカーや団体、チームと連名で、2025〜2026日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞を受賞した。日本カー・オブ・ザ・イヤーは、1980年に創設された国内で「その年最も優れた自動車」を選ぶ権威ある賞のひとつと位置づけられている。
ENEOSとともに受賞したのは、スーパー耐久未来機構(STMO)、TOYOTA GAZOO Racing、SUBARU、ホンダ・レーシング、MAZDA SPIRIT RACING、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ、ブリヂストンおよび日本自動車会議所が名を連ねる。
最終選考会では、STMO共挑の未来のクルマづくりへの取り組みと、日米モータースポーツの文化交流の取り組みの2件が評価され「実行委員会特別賞」として表彰された。
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2025年12月17日更新
石連ー都道府県別販売実績 ガソリン2%減 10月35道府県が前年割れ
石油連盟がまとめた10月の「都道府県別石油製品販売総括」によると、ガソリンから重油までを含めた燃料油販売量は、前年同月比1・2%減の1138万7942㌔㍑だった。ガソリンは2・0%減の358万3840㌔㍑、軽油は2・1%減の267万3353㌔㍑。いずれも前年を2カ月ぶりに下回った。
灯油は4ヵ月ぶり上回る
ガソリンは石油業界関係者の多くが燃費改善などによる「自然減」として想定する範囲内の減少に収まった。一方、本格的な需要期を控える灯油は15・4%増の69万5525㌔㍑で、4カ月ぶりに前年を上回った。ただ10月実績として、2023年までの5年間の70万〜100万㌔㍑台の水準は割り込んだ。
地域別では燃料油が38道府県、ガソリンが35道府県、軽油が36府県で前年から減少。灯油は34都道府県で増加した。
大手燃料商社関係者はガソリン販売量について、直営SSを運営する事業会社のセルアウトベースで前年比97〜98%程度と指摘。9月の95〜96%程度からやや数字を戻したとし「それほど悪くはなかった」との認識を示す。
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