2025年11月26日更新
暫定税率廃止法案 財金委で可決衆院通過へ
衆議院財務金融委員会は21日に、ガソリン税の暫定税率廃止法案(議員立法)の修正案を与野党全会一致で可決した。
法案は25日の衆院本会議で採決を行う予定で、その後、参議院に送られ審議を行う。
野党が8月に共同提出した廃止法案に与野党6党合意を踏まえ修正を加えた。修正案ではガソリン暫定税率廃止の施行日を12月31日に設定した。
元売などの暫定税率課税済みの油槽所在庫については、事業者が税務申告を行う際に本則税率との差額分を控除または還付する経過措置を講じることを盛り込んだ。また軽油の暫定税率を来年4月1日に廃止するために必要な措置を講じることなどを規定した。
21日の財務金融委では法案の原案と修正案の趣旨説明聴取、質疑を行い採決した。質疑で議員から廃止の際、中小・小規模のSS事業者に悪影響が出ないよう政府に消費者への周知徹底や必要な支援を行うよう求めた。
2025年11月25日更新
レギュラー4円10銭安193円40銭 軽油172円10銭4円10銭下落 高速道5ヵ月ぶり安値
東日本、中日本、西日本高速道路3社の各管内サービスエリア、パーキングエリア設置SSの11月第3週レギュラーガソリン全国平均店頭価格は、前週比㍑4円10銭安の193円40銭だった。4週ぶり下落で6月下旬の192円以来、5カ月ぶりの安値となった。
東日本は3円30銭安の188円80銭で4週ぶりに値下がりした。中日本が196円90銭、西日本は195円70銭、2管内とも4円50銭安で下落は4週ぶりだ。最高値は207円、最安値は164円だった。
ハイオクは4円30銭安の205円40銭、2週ぶりに下がった。東日本は3円30銭安の199円80銭で200円を割り込み4週ぶりに下落した。中日本は5円安の207円50銭、西日本が4円60銭安の206円70銭、下落は2週ぶり。最高値は216円、最安値は176円だった。
軽油は4円10銭安の172円10
銭、2週ぶりに下落。東日本が3円30銭安の167円30銭、中日本は4円60銭安の176円30銭、西日本は4円50銭安の173円60銭、2週ぶりに下がった。最高値は185円、最安値は147円だった。
2025年11月22日更新
ブラジル開催COP30 気候変動「緩和」と「適応」 成果文書めぐり協議
ブラジルで開催中の国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)は閣僚級会合が終わり、最終的な成果文書に向け、各国が交渉を進めている。
議長国ブラジルのルーラ大統領は開会式で「化石燃料からの脱却」を主張。脱却に向けたロードマップ策定を訴えた。こうした動きに対して中東産油国などは反対姿勢を強めている。1月にトランプ大統領がパリ協定からの脱退を発表した米国は会合に参加していない。
その他の議論の焦点としては、世界全体での温室効果ガス(GHG)の排出削減と吸収対策を進める「緩和」に関わる具体策、気候変動影響による被害を回避・軽減する「適応」の進ちょくを図る指標、途上国を中心に気候変動対策に必要な「気候資金」支援があげられる。各国は交渉を通じて自国主張を成果文書に反映させることを目指す。
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