2026年03月11日更新
SSに給油客殺到 大幅値上げ見込み大混雑 早めの満タン呼びかけ
原油価格急騰による元売仕切価格の大幅上昇を控え、前週末の全国各地のSSでは、店頭価格の大幅な値上げを前に給油客で混雑、顧客対応に追われる店舗が目立った。
店頭での貼り紙掲示やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で事前に値上げを告知して、早めの給油を呼びかけた。
東京都内のフルサービス販売店主は「7日から店頭価格を㍑5円値上げした。12日以降も大幅に上がることを客に伝えている。連続値上げで心苦しいが声かけをして説明、納得してもらっている」と話す。
PB系フルSSではすべての油種について1回当たり20㍑の給油制限を実施している。SS所長は「ホルムズ海峡の混乱も続くなか今後の製品入荷がどうなるか。タンクローリーの手配も難しくなっ
ていて心配だ。客には一日も早い給油を勧めている」と語る。
2026年03月10日更新
全ト協会長 油価高騰警戒国に対策求める
全日本トラック協会(全ト協)の寺岡洋一会長は5日、緊迫化するイラン情勢を受け、WTI原油先物相場の高騰が燃料油価格に波及することを警戒し、今後一段と上昇が進んだ場合には国に燃料価格支援を求める考えを示した。
同日開催された全ト協理事会で寺岡会長はWTI原油先物について「最近まで㌭66㌦前後だったが今では75〜80㌦で毎日4㌦、5㌦上がっている」と足元の状況を指摘した。
専門家の予測では120〜130㌦などさまざまな分析が出ていることをあげ「そうなると(軽油引取税の)暫定税率の17円10銭って一体なんだろうかと思う状況。これではトラック協会だけではどうしようもない」と懸念を示した。
「燃油高騰に備えバスやタクシー業界と一致団結し、国土交通省のお力添えをいただきながら、いろいろなロビー活動をして助成制度などをお願いしていかなければどうしようもない」と述べ、国に対して燃料油価格支援策を求める考えを明らかにした。
2026年03月09日更新
原油値動き一転、小幅に 4日のWTI74㌦66㌣ イラン情勢
4日の原油市場は一転して小幅な値動きにとどまった。WTI原油先物(期近・終値)は、前日比㌭10㌣高の74㌦66㌣。ブレントは横ばいの81㌦40㌣となった。
米国とイスラエルによるイラン攻撃開始後の価格変動は、WTIが2日に4㌦21㌣、3日に3㌦33㌣、ブレントは2日に4㌦87㌣、3日には3㌦66㌣の大幅上昇を示していたが、3日目の4日は騰勢がいったん落ち着いた。
原油情勢に詳しい大手元売担当者は「現段階の材料は、ほぼ織り込んだということだろう。取引時間中の振れ幅はまだ大きいので、新たな不安材料が出てくればもう一段上がる可能性もある」と、引き続き情勢を見極める必要があるとの見方を示している。