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2025年8月21日更新
ネシア「アバディLNG開発」 基本設計作業に着手 INPEX 投資資金4000億~6000億円確保へ

「アバディLNGプロジェクト」のイメージ
 INPEXがインドネシアで計画する大型天然ガス開発事業「アバディLNGプロジェクト」で、9月から基本設計作業(FEED)が始まる。施設やプラントの具体的な仕様などを検討、2030年代初頭の生産開始に向けて計画が一歩前進する。また2027年の最終投資決定(FID)までに上流投資の資金として4000億〜6000億円を確保する。
 FEEDは①天然ガス液化プラント(LNGプラント)②洋上生産出荷施設③海底生産施設④海底パイプライン-の四つに分けて実施。今月上旬までにそれぞれの発注先を選定した。全体で2027年前半までの作業完了を予定する。
 LNGプラントと洋上生産出荷施設については、競争環境の維持を目的として、二つの企業連合が並行して作業を行う「デュアルFEED」方式を採用。技術的・商業的に優れた提案をした事業者を選び、FEEDに加えて詳細設計・資材調達・建造(EPC)も発注する。また事業への導入を予定するCCS(二酸化炭素回収・貯留)に関しては、各施設やプラントのFEEDのなかに関連領域を含んでいる。
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